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小さな島の夢 甲子園

厳しい寒さとなった1月29日。長崎の小さな島に初めての春の知らせが届きました。
人口約5千人の長崎県西海市大島町。長崎県立大崎高校島唯一の高校、全校生徒113人の小さな学校です。ここ数年、急激に力をつけ、県内の高校野球界をリードする存在になった野球部。3年前まで部員はわずかに6人。廃部寸前でした。そこに指導者として甲子園出場経験がある清水央彦監督(50)が就任。その教えを乞いたいと現3年生が入学。1年秋から2年間主将を務めた坂口航大さん(18)を中心にチームは成長していきました。3年生は最高学年となった1年間では県内無敗まで成長。本当だったら行けていたはずの甲子園でしたが、行く手を阻んだのは「新型コロナ」でした…。
そんな“3年生を甲子園に連れていきたい”と、新チームはスタート。すると去年秋の九州大会で快進撃!なんと初優勝を果たしたのです!
選手のほとんどは寮生活。監督も寝食を共にし、野球漬けの日々です。毎日の食事は島の女性が作り、寮には野菜などたくさんの差し入れが地域の人からたくさん届きます。今では野球部は島の希望になっています。
大崎高校野球部が初の甲子園を掴むまでを追いました。
(製作:NBC長崎放送 / 田中 聖也)

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