世界一の九州が始まる!

日曜 10:15

野菜がプラス!食用ワンダフルオイル

健康志向の高まりに新発想の食用油で販路を広げる「肥後製油」は、熊本県北部の大津町で1909(明治42)年に創業した。
主力商品の国産菜種油は、原料の生産地域を厳選し、仕入れまでの履歴を把握するほどこだわる。
また、油を製造する工場は、オイル部門の中小企業では珍しく、国の安全基準(JAS認定)をクリアしている。

「地域密着型のものづくり」を目標に掲げる四代目社長・髙木浩二さん(59)は2016年、抗がん剤研究の世界的権威でもあった故・前田浩氏と野菜の栄養素を加えた食用油「プラスオイル」を共同開発した。
現在、県産トマトとニンジン、九州産のホウレンソウの3種類を販売。商品の特徴でもある鮮やかな色は、野菜の色素が溶け出したものだ。

例えば「トマトのオイル」には、リコピンなどの脂溶性抗酸化成分が含まれる。
わずかに野菜の香りは感じられるものの、味はしないため「野菜嫌いの子どもがプラスオイルで焼いた卵焼きを食べれば、その野菜を食べたことになる」と、髙木は話す。

そして、現在は新たなプラスオイルを生み出そうと奮闘中。
カツオ以外の魚で作られる削り節「雑節」の“日本一の生産地”とコラボする商品だ。
ワンダフルな食用油づくりに熱意を注ぐ小さな会社の挑戦を追った!

取材先:肥後製油株式会社
担当者:髙木浩二
住所:熊本県菊池郡大津町室1985番地
メール:higoseyu@axel.ocn.ne.jp
HP:http://higoseiyu.com/

取材後記

「ものづくり」の話になると勢いが止まらない髙木浩二社長。
伝えたい思いが強すぎて、ついつい企業秘密も話してしまいそうになるほどだ。そんな髙木社長、実は家業を継ぐ前まで大手機械製造メーカーで働いていた経験がある。

そのためか、今回、取材で伺った天草市の水産加工会社では、粉末機械を目の前に大興奮。編集では省いたが、雑節パウダーの試食リアクション以上に声が大きかった。そう、社長は油だけでなく、機械の知識も豊富。
だから、自身が作りたいと思える食用油のために、“どの製造機を選べばいいか、どんな機能を持ち合わせればいいか”ということが手に取るように分かるのも髙木社長の強みなのだ。

さらに、そんな理想を求め走り続ける社長には、冷静なツッコミをしてくれる妻・希三子さんの存在も大きい。
取材中は、いつも漫才コンビのような会話だ。私たちの目の前で2人からは、会社に関する将来のビジョンも、家族との他愛もない話も、様々なテーマで話が飛び交う。
そんな髙木夫婦から生み出される油は、これからどのように進化を続けていくのか…。楽しみでならない。

そして、最後になりましたが、私は今回の取材を経て、料理に使う油を変えました。
少量でも摂り続けていく油に何を選べばいいのか?考えてもらえるきっかけになると有難いです。

(RKK熊本放送 / 藤本聖子)

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