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家族で織りなすあったかケーキ

宮崎市の自然豊かな渓谷の入り口に、小さな菓子店がある。「カントリーケーキ」という店だ。店主の勝元彩子さん(45)と夫の孝治さん(43)は、東日本大震災をきっかけに千葉県から移住。夫婦共にサーフィンが好きということもあり、宮崎を選んだ。

その後、大阪で菓子店を営んでいた彩子さんの母・安佐子さん(72)も移住。安佐子さんが来たことで9年前にカントリーケーキをスタートさせた。そして昨年、自宅のある自然あふれる土地に店を移転。
店に並ぶお菓子は素朴な洋菓子。ほとんどは安佐子さんが作っていたレシピをもとに娘夫婦がアレンジを加え、お店に出している。

店舗や隣接する住居は夫の孝治さんが古民家をセルフリノベーション、ほとんど一人で作り上げ、自分たちらしい生活を築いている。

一人娘のアサナちゃんも授かり、宮崎でゆっくりとした時間を過ごす一家。
お店のファンも少しずつ増え、金・土の週2日の営業ながらほとんど売り切れてしまうほど。母から受け継いだ素朴な味を守りつつ、九州や宮崎など地元の素材を使った季節を感じるお菓子に想いを織り込む家族の姿を見つめる。

(製作:MRT宮崎放送 / 山下 淳史)

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