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ゆれる紫!藤の花の咲く町で

美しい紫色の花が棚一面に広がる「黒木の大藤」。福岡県八女市黒木町の大藤まつりには、例年20万人の人が訪れていた。その名所の名を、昨年さらに有名にしたのが、咲いている花を摘み取り、切り落としている映像だった。花目当てに人々が集まりすぎたため、新型コロナの感染拡大を恐れて、泣く泣く摘み落としたのだ。その花を集めていたのが、堤裕一郎さん(32)。しょう油屋の4代目だが、食品加工の技術をいかし、藤の花のシロップ漬けを作った。その名は、「藤まつり」。見に来られなかった人々に、少しでも祭りの雰囲気を感じてもらえればとの想いからだった。

また、堤さんは空き家が増えるのを憂い、有効活用できるようにと仲間たちとNPOを立ち上げ、管理・貸し出しを行っている。人が集まる、活気ある町になればと他にも様々な活動を行っている。

今年の大藤まつりは、どうなるのか。藤の花は、無事人々を楽しませることができるのか。宮総代代表の後藤和幸さん(84)にも寄り添い、美しく揺れる藤の花の結末までを取材する。
(製作:RKB毎日放送 / 田尾 彩美・鴻上 佳彦)

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