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値段10倍!?高級木材を育てる男

平均すると市価の3倍!時には普通の木材の10倍の値段の木を育てている男たちがいる。長崎市にある真樹販売は、木を育て販売する会社だ。真樹という会社名も創業者が「真実の樹を育てよう!」という思いでつけた。社長の他、わずか3名の社員で、育てている木は28万本にもなる。営業部長の佐賀里政則さん(50)は、木を育て木を売る男だ。

ところで、高級な木って一体どんな木なのか?
それは全く節が無く綺麗な木目の模様が出ている木。枝の跡に全く模様がない、無節の木だ。無節材は、和風住宅の柱として使われている。節のある木は、人の目玉がたくさんくっついているようで、見つめられているようで・・・「節のある木に囲まれていると、ストレスを感じる人もいるはずですよ」そう佐賀里さんは語る。

木が育つまでには早くて40年、焦らず丁寧に温かく、成長を見守り、高品質な木を育てる、それはまるで人を育てる事に重なる。日本が世界に誇る林業の伝統を、時代の流れの中で置き去りにされかけているこの文化を、佐賀里さんたちは必死に守り、さらに木の未来を広げようとしている。高級無節材を作る秘密とは一体何か?

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