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巨大水槽にイルカが泳ぐ! ~沖縄美ら海水族館 元気の秘密~

ビジネス
沖縄県本部町(もとぶちょう)にある沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館。
入館者数は日本全国の水族館の中で1位を記録、年間280万人あまりが訪れる人気水族館だ。沖縄の海の生態系を再現することにこだわった展示が特徴で、中でも世界最大級の大水槽「黒潮の海」では、巨大なジンベエザメやマンタの群泳をみることができる。

2013年6月、その大水槽で、世界的にも珍しい展示がスタートした。それは、ジンベエザメやマンタ、回遊魚など70種類もの魚類と一緒に、イルカを泳がせるというものだ。ジンベエザメとイルカの展示は、すでに国内の他の水族館で実施されている。しかし、自然界の中ではイルカが捕食する魚類をはじめ、多様な種類との共存は世界的にも珍しい取り組みだという。

今回デビューするイルカは、沖縄近海に多く生息するマダライルカ3頭。大水槽に加えることで、ジンベエザメがパニックを起こしたり、ストレスなどの影響が出る恐れもある。リスクも承知の上でイルカ展示のプロジェクトに挑むのは、飼育員たちに「沖縄の海の生態系を再現したい」との強いこだわりがあるためだ。
巨大な水槽の中で、イルカと他の魚たちは、どんな姿をみせるのか?沖縄美ら海水族館の、魅力ある展示作りの舞台裏に迫った。

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