南の島の自然の恵み！琉球コスメ

久米島町の株式会社ポイントピュールが企画・開発・販売をしている、海洋深層水をベースにしたコスメ「ＲＹＵＳＰＡ」（リュウスパ）。
沖縄の天然素材にこだわった基礎化粧品シリーズだ。社長の大道敦さん（５６）は元理容師。島の人口が年々減少する中、若い人が島で働ける産業を作りたいと思っていた１４年前、海洋深層水と出会った。

久米島の海洋深層水は、水深６１２メートルの深海から汲み上げられるもので、雑菌が少なく、ミネラルを多く含む。 当時、海洋深層水の利用は、飲料水や農水産加工物が主だったが、大道社長は理容師の経験から化粧品に着目。沖縄の植物から得られる天然エキスを配合した商品開発に取り組んだ。

開発から１３年目を迎えた今年。香港の大手総合スーパーでの販売がスタート。香港の化粧品市場は、韓国やフランスなど世界のブランドがひしめき合い、消費者の目は厳しい。そうした中で、バイヤーの評価を受け、フロアの中で最も売れるとされる棚に商品を置いてもらうことができた。なぜ、香港のバイヤーに認められることができたのか？沖縄の離島で製造されるコスメが、市場で評価される秘密とは…。
琉球コスメの魅力と大道社長の世界への挑戦を追う。