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自分自身の言葉で ―変わる少年院と新人教官―

2022年第2回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:鴻上 佳彦

14歳から20歳までの少年たち約50名を収容する福岡少年院。その歴史は古く昭和13年、全国で4番目の少年院として発足。以来、多くの少年を更生に導いている。 
  
そこに法務教官として勤務する中村祐貴さん(35)。児童自立支援施設から転職してきて2年目だ。中村さんが配属された年から、福岡少年院には様々な変化があった。例えば、入った少年たちは、坊主頭になるのが当たり前だったが、スポーツ刈りか坊主か本人が選べるようになった。本人主体、自尊感情を高めて更生への動機づけとするためだ。

もうひとつ、少年たちの言葉の獲得を目指して、自分自身の言葉で話すことを重視した授業や面接を始めた。もともと、自分の言葉で自分の思いを伝える事が苦手な少年が多いが、社会に出て適応するためには、自分自身の思いを言葉にして伝えることが大切だと考えたからだ。

新人教官は、少年院の変化の中で少年たちと接する際に、何を感じて何を伝えるのか、矯正教育の現場で真摯に向き合う姿を追う。

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