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魅力がギュギュっと!宮崎育ちのアン黒牛(くろぎゅう)

霧島山の麓に位置する宮崎県小林市。畜産王国の宮崎において、県内屈指の「肉処」として知られています。
そんな町にある「山之口畜産」は、牛を育てる肥育農家として1985年に創業しました。代表を務めるのは、山之口利光さん(60)。2人の息子を中心とした、10人のスタッフと共に1,200頭の牛を育てています。

山之口畜産が育てる牛は「アンガス牛」と「黒毛和牛」を掛け合わせた「アン黒」という肉用牛で、国内流通量はたった1%という希少な品種。それを独自の飼育方法で育て、「やまちくアン黒」として販売しています。これが、お肉の専門家や一流旅館の料理人の舌を唸らせ注目を集めているのです。
その独自の飼育方法とは!?

また、息子の大成さん(30)・祐仁さん(27)は、父親が丹精込めて育てた牛を、もっと多くの人に知ってもらいたいと、牛の魅力を発信するためのYouTubeチャンネルを開設。最近ではお肉の自販機を導入して、おいしさと物珍しさがあいまって多くの評判を呼んでいます。

「やまちくアン黒」で牛肉業界に新たな旋風を巻き起こそうと奮闘する、畜産農家の親子にカメラを向けました!
取材先:有限会社山之口畜産
担当者:山之口 利光(やまのくち としみつ)
住所:〒886-0003 宮崎県小林市堤2319-2
TEL:0984-24-1183
HP:https://yamayama.co.jp/

取材後記

「これならいくらでも食べられる!!」
初めてやまちくアン黒を食べたときの私の感想です。

今回の主人公 山之口利光さんは2代目の肥育農家です。
しかし、元々家業を継ぐ意思はなく、絵描きになりたいと芸大に進学しました。
しかし、父親の仕事の手伝いをしているうちに畜産の魅力に取りつかれ、大学を中退して家業を継ぎました。

仕事のやりがいを聞いた時の、「牛が好きなんですよね。外出先から帰ってきたときは親の顔を見る前に牛の顔を見に来るんですよ」と、笑った山之口さんの笑顔がとても印象的でした。

畜産は「命」を相手にする仕事です。だからこそ利光さんは「命」に対しても、その命をいただく消費者に対しても常に真面目に真摯に向き合います。

オーストラリアからやってきた「アン黒」が、「宮崎育ち」として世界へ飛び出していく日も近そうです。

(MRT宮崎放送 / 濵田 紘仁)

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