中島理恵のさわやか信州リポート

土曜 9:18
ゼロカーボンパーク第一号=乗鞍高原 ~ 松本市

ゼロカーボンパーク第一号=乗鞍高原 ~ 松本市

北アルプスの一番南にある乗鞍岳の山麓に広がるのが乗鞍高原。
中部山岳国立公園の中に位置しています。
その乗鞍高原が「ゼロカーボンパーク」の第一号!なんですよ~。
といっても、「ゼロカーボンパーク」って何?ってなりますよねえ。
地球規模で環境問題をとらえる中で進められている『脱炭素化』の流れを、国立公園の中でもしっかり取り組んでいこうという構想で、なかでも先行的に脱炭素化を進めていく国立公園が「ゼロカーボンパーク」。
「ゼロカーボンパーク」は、電気自動車などの活用、再生可能エネルギーの活用、地産地消の取り組みを進めるなどの脱炭素化だけでなく、脱プラスチックも含めサステナブル(持続可能)な観光地づくりを実現していくエリアとなり、そこを訪れる人たちに、脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験してもらう場を提供します。

日本全国に34の国立公園がある中で、なぜ乗鞍高原が第一号になったかというと…。
「標高が1500mと高くて、スキー場があったり、冬は常に雪と暮らしてきた地域です。
けれども、環境の変化が自然に近い分ダイレクトに全部出てきてた。
それで地域のみなさんが『これは何とかせにゃならん』ということを話し合ってるなかで国立公園の中でも脱炭素という話が出てきて、タイミングがちょうどよく合ったんです」と、環境省中部国立公園管理事務所の国立公園管理官で乗鞍・白骨地域担当の服部優樹さん。

「生まれは僕、大阪で、大阪育ちで、CO2と共に生きてきた人間なんですけど」という服部さんが乗鞍高原エリアに赴任してきて感じたことは、「こっちに来るとみんな知らず知らずのうちにゼロカーボンというかサステナブルなことをやってる方が結構いらして。
普段から薪ストーブ使ってたり、ごはんはなるべく自分の家の裏で作ったものを提供したりとか、地産地消とか。
みんな、楽しみながらやってる人が多くいて。
このへんは自分の生活を改めさせられるというのがあります。」だとのこと。

ですよねえ。
ほかにも自然環境や歴史・文化など地域の魅力を伝えるエコツーリズムや森林空間利用のサービス、e-bike、温泉の活用など、すでに乗鞍高原ではスタートしてる案件が盛りだくさんありますもの。
ほかにも使い捨てではない容器でジェラートを提供したり、マイボトル推奨だったり、ウォーターサーバーだったり…。

 

とはいえ、まだまだやれることはいろいろありそうです。
「今、ようやく地元の皆さんにもこの言葉が浸透し始めたくらい。これまで危機感を感じてたのを、ようやくみんなで共通の言語にできたところで、あとは実際にどういった形を作っていくのかというのは、まさに始まったところ」と、服部さん。
地元の方の中には、賛同しているけど「じゃあ明日から俺は車をEVに変えないかんのか?」みたいなことを言う人もいるそう。
「そうするとやっぱり持続可能ではない。確かにCO2は出ないけど、我慢したりとか無理してやってると、どこかで限界がくると思うので。みんなで楽しく、快適に、便利に。ゼロカーボンでありサステナブルである取り組みにしていくといいのではないかと思ってます」とも。

「自然にもやさしい、人にもやさしい観光地ができたら、もっともっと乗鞍高原らしさっていうのが際立っていくんじゃないかと思います」という服部さん。
ゼロカーボンパーク第一号の乗鞍高原、ますます魅力アップすること間違いなしです。

 

□ のりくら観光協会 → 
https://norikura.gr.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 環境省/ゼロカーボンパークの推進 → 
https://www.env.go.jp/nature/post_134.html
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → 
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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2022.09.17
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