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おいしいお米を召し上がれ

福岡県筑紫野市にある農産物加工販売所、三宅牧場「まきば」。経営しているのは、三宅静恵さん(42)。3人の子の母で、実家は農家。両親は米を作り、その稲藁を食べさせて肉牛を育てている。牛のフンで作った堆肥を田んぼに戻してまたおいしいお米をつくる循環型農業だ。静恵さんは家で出来たおいしいお米を食べてもらいたいと、餅や、おにぎり、ちらし寿司などに加工して販売する会社を10年前につくった。人気商品は、杵つきよもぎあん餅。地元産のよもぎにこだわり手摘みしている。ママ友の社員とパート従業員8人と力を合わせ、年商3200万円の事業にまで成長させた。静恵さんは、3人姉妹の長女。最初は農業をすることに反発して、短大を出たあと会社勤めも経験した。しかし、きついながらもやりがいを持って働いている両親をみて、2年半で勤めを辞め、実家を手伝いはじめた。結婚して子どもが生まれてからは、食べ物の安全を気遣うようになり、「まきば」を立ち上げた。
静恵さんが考えた新しい経営理念は、「食と農をむすび、農業を未来へつなげる架け橋となる」。これまでは加工販売が中心だったが、これからはコメ作りそのものにもっと力を入れていきたいという。これからも地元の農業が続いていくようにという願いを込めて。
(制作:RKB毎日放送 /ディレクター:大村 由紀子)

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