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八代目のスイーツジュエル

南蛮貿易が盛んだった頃、海の向こうから白砂糖が日本で最初に伝わったといわれる平戸島。その昔は、魚屋さんの数よりお菓子屋さんの方が多く、藩主が世にも珍しいお菓子図鑑を作ったこともあるほどお菓子とは縁の深い、スイーツアイランドです。

熊屋誠一郎さん(38)は、平戸で250年余り続く菓子店「熊屋」の八代目。熊屋は平戸の人にずっと愛されてきました。砂糖をたっぷりつかった牛蒡餅が昔から熊屋の看板商品。しかし、誠一郎さんはこう考えます。

「これからの時代は伝統を守ることも大切、しかし挑戦も大事。さらに、お菓子にも物語が必要」
そこで、あるお菓子作りに着手します。それは平戸と歴史的に関係の深いオランダ人クリエーターのデザインとコラボしたお菓子です。

オランダ人の発想に平戸の歴史と平戸の材料を詰め込んだお菓子。和菓子なのか、洋菓子なのか?試行錯誤の末、完成したそのお菓子は果たして、牛蒡餅のように250年後、熊屋を代表するお菓子になっているのでしょうか?熊屋誠一郎、若き八代目のスイーツ物語です。

(製作:NBC長崎放送 / 宮路 りか)

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