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商店街を“笑”店街に!~落語ガールが笑顔を運ぶ~

大分県中津市の中津東高校には商業科ならではの部活動「マーケティング部」がある。現在1年生から3年生まで28人が所属。主な活動は、設定した課題の解決にむけて商品開発や販売戦略を考え実行すること。
3年生の井上楓部長(18)を中心にマーケティング部は今年、人通りが少ない地元の日ノ出町商店街を盛り上げていくことを課題に設定。ターゲットをシニア世代に絞り、そのコンテンツとして選んだのが「落語」でした。落語を習得するため部員たちは、噺家のネット動画やDVDを手本に独学で勉強。また放課後には座布団を敷いた教壇を高座に見立てて、お互いに落語を披露し合いながら稽古に励んできた。寄席は商店街にある交流施設を会場に、5月から毎月1回開催。プロの噺家に比べれば、お世辞にも上手いとは言い難い出来だが、その初々しくも笑顔で楽しく語る生徒たちの落語は、用意した30席では収まりきれず、立ち見が出る人気となる。そんな中、7月の寄席を最後に、部活動を終える4人の3年生。商店街を笑顔あふれる場所にしたいという強い思いを胸に、「落語ガール」が最後の高座にあがる。
(製作:OBS大分放送 / 佐藤 康太)

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