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初笑い!湯島大根リレーマラソン

熊本県上天草市、有明海に浮かぶ離島「湯島」は、島民と同じくらいネコの数が多いと言われる「猫の島」。島民300人弱の小さな島で、「湯島大根」が島の特産だ。
品種は一般的な青首大根だが、やわらかい粘土質の畑で育つことで大きくなり、中には5kgを超える物も。みずみずしさと、梨のような甘みが特長で、島外でも人気の大根だ。この島で行われる「湯島大根リレーマラソン」は元日に開催され、今回で3回目。地元の農家・森嵩博(32)さんが企画した。ポイントはバトンの代わりに大根を使うこと。大きな大根を抱え、紅白のチームに分かれた子どもからお年寄りが漁港沿いの道を力走する。今回は初めて、持って走った「縁起物」の大根を、その場でおでんにすることに。年越し準備はそっちのけで、大晦日からおでんの仕込みを始めた森さん。果たして参加者にうまく振る舞うことができたのか。高齢化で住民の数が少なくなる中、島民同士や帰省客との触れ合いの場を作りたいとの思いから大会を始めた森さん。初笑いの声がこだまするお正月の湯島の風景を描く。
(製作:RKK熊本放送 / 小林 健太)

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