中島理恵のさわやか信州リポート

土曜 9:18
バス停が目の前にある山小屋「冷泉小屋」が、16年ぶりに復活!

バス停が目の前にある山小屋「冷泉小屋」が、16年ぶりに復活!

「冷泉小屋」は標高3026mの乗鞍岳の中腹=標高2100m地点にある、創業昭和6年の歴史ある山小屋。
ここ16年ほど閉じていたこの山小屋が、今年7月、「登る人も登らない人も楽しめる場所」として生まれ変わりました。

取材に伺ったのは、リニューアルオープンの直前。絶賛仕上げ工事中でした。
でもでも!2階部分にある小屋の入り口から入ってすぐ、ダイニングの窓からは絶景が広がってて、テンション上げ上げです。
冷泉小屋改築の設計を担当した『o+h(オープラスエイチ)』の大西麻貴さんが「このすばらしい景色に目が行くように窓を大きくしたり、天井を取って明るい空間にしたりしました。
小屋に入ってきた時に、中が明るくて景色が印象的に見えるっていうように作った」と、おっしゃってました。

1階部分の客室も、ベッドの個室や二段ベッドの6人泊まれるお部屋。
明るくて広くて、これまで山小屋の部屋に持っていた印象と全然違ってびっくり!
絶賛仕上げ中なので、まだベッドは運び込まれてません。
また、近くに白樺がたくさん生えていることから、白樺を使ってテーブルを作ったり、室内全体も樺系の明るい色の材を使ったりして明るい空間を作っていたんだそうです。

そして、この冷泉小屋。山小屋ですがバス停の目の前!なんです。
「冷泉小屋」バス停下車5秒って感じ。乗鞍岳は標高2700mあたりまで路線バスで上がれる山なのです。
そのバス停が小屋の前にあるんですよ~。
冷泉小屋代表の村田淳一さんが「標高2100mなんて、ほんとに真剣に登らないと経験できない山だと思われちゃうけど、ここにはバス停もあって、全く山に登らない人も2100mを経験できる。
そういう意味で、実は山登りの人よりも山に登らない人の方がメインターゲットになるんじゃないかと思ったりしてます」と、笑っておっしゃってました。
大いに同意!ダイニングの絶景窓からは、雲海の上に上がる日の出も見られるとのことで、「そういうのを今まで経験したことがない人たちに経験してもらえる小屋になるといいなあ」と、村田さん。
なんだかこれまでの山小屋と違うスタイルかも。
ご自身も登山なさって山小屋を利用なさるという村田さん。
「もともと山小屋って、わりとストイックな場所で、自分もそれは嫌いじゃない」と。
でも、まじめな登山家の方に叱られがちな、仲間と牛肉と生卵を背負って登ってスキヤキやったり、わいわいしたり…という「楽しい山小屋の時間を拡張するような場所にならないかな」と思ったことも、このスタイルのベースにあるようです。
冷泉小屋はクラウドファンディングで資金や労働力を募って完成にこぎつけていて、事前のお手伝いにたくさんの人が集まってきています。
そこで判明したのが「山小屋に泊まるとなんとなく時間がゆっくり進むというか、『気づいたらこんな時間だ』っていうくらいみんなで話してたり、外に出て駐車場に寝転んで満天の星を見上げたりできるっていう、普通の山小屋で経験できなかったことが冷泉小屋で経験できる」ということだったそう。
「それを山に登らない人にも経験してもらえるといいかなあと、何となく思ってます」と、村田さん。

冷泉小屋の名前の由来になった「冷泉」が、道路向かいに湧き出し流れています。
これがめちゃめちゃ冷たい!仕上げ工事中のスタッフ用ドリンクが冷やされているくらい冷たい!そしてすごい水量!

「この冷泉の恵みをなるべく多く使い倒すことが、ここでやる意味だ」という気持ちで、お風呂に使ったり、飲み物を冷やす冷蔵庫として使ったり、水量が安定してるので水力発電をやったりする予定だそう。
またエネルギーに関しては、ガソリンで発電機を回すより、大きなバッテリを使って太陽光や水力の電気を他ねていく方法を最終的なゴールにしたいと考えていらっしゃいます。
「今のところまだ間に合わないので、技術的に、やれるところからやろうと」と、村田さん。
さすが、国立公園初の「ゼロカーボンパーク」になってる乗鞍高原・乗鞍岳!
冷泉小屋が開いてるのは、乗鞍岳への路線バスが運行される春~秋の期間です。
泊まらなくてもランチやお茶するのもいいかも!
また、一般車両が通れないので、自転車乗り(ヒルクライマー)にとっては最高の聖地でもあります。
自転車で訪れるのもあり!ですよ~。

□ 冷泉小屋 → 
https://reisenhutte.mystrikingly.com/
□ のりくら観光協会 → 
https://norikura.gr.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → 
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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2022.08.20
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