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トム・ソーヤーのゆうえんち

宮崎空港から車でおよそ3時間。曲がりくねった山道を進むと「日本三大秘境」のひとつ宮崎県椎葉村があります。村の9割以上が山林で、人口はおよそ2500人。高齢化率は40%を超えています。もちろん、コンビニは1軒もありません。

村の中心部から更に山奥へ進むこと40分。尾向(おむかい)地区には、ちょっと変わった一級建築士がいます。「椎葉のトム・ソーヤー」こと尾前一日出(おまえかずひで)さん(62)です。

尾前さんは、地元で設計会社を営む傍ら、6年程前から地区の子どもたちと一緒に森で、「大人も子供も楽しめる遊び場を作りたい」と廃校になった小学校の跡地に山の遊び場を作っています。その名も「森のゆうえんち」。

これまで、ツリーハウスやすべり台、ブランコ、ジップラインなど、子どもたちが遊んでみたいと言った遊具を毎年1個ずつ、一緒に作ってきました。今年はいったいどんな遊具ができるのか?
尾前さんの原動力は、“椎葉から巣立ってゆく子供たちが、再び村に戻ってきてくれる”ような楽しい尾向地区にすること。

台風の被害を受けながらも、子どもたちの夢と希望が詰まった「森のゆうえんち」に驚きの遊具が完成しました!

(製作:MRT宮崎放送 / 坂元 伸一)

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