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ルビー色の農園だより

ルビー色の茎が特徴の野菜「ルバーブ」。その色合いからヨーロッパではジャムやお菓子作りに欠かせません。シベリア原産で日本には明治時代に欧米から持ち込まれ、長野県や北海道など気温の低い地域で栽培されています。

「鹿児島県産のルバーブを広めたい」と奮闘するのは、南九州ルバーブ農園「Red Sticks」の代表・仲野大生さん(37)。仲野さんは鹿児島県姶良市蒲生町の漆(うるし)地区で耕作放棄地となった畑を借り、3年前からルバーブを育てています。200人ほどが住む漆地区は母親の出身地で、自身も子供のころ何度も訪れていました。子供が生まれたことがきっかけで、漆地区へ家族で移り住みルバーブ栽培を始めます。

しかし、南国鹿児島での栽培は試行錯誤の日々。まずは地元の人に知ってもらおうと地元の物産館に出荷。妻・藍(あい)さんが作る“ルバーブジャム”もルビーのような輝きと、酸味ある味わいが注目され、地元洋菓子店からのオーダーも増えてきました。
「新たな地元野菜として鹿児島ルバーブを発信したい」と奮闘する仲野さんの日々を追いました。
(製作:MBC南日本放送 / 七枝 大典)

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