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ダイナミックで華やかなチアリーディング 世界を魅了した150秒

アメリカで約100年前、アメフトや野球など他のスポーツを応援することから生まれた「チアリーディング」は、その後“応援活動”から“技を競うスポーツ”へと進化しました。

日本文理大学(大分県大分市)のチアリーディング部「BRAVES」は「JAPANCUPチアリーディング選手権大会」で7度の優勝を誇るなど、年間3大会ある全国大会の優勝を総なめにする常勝チームです。その「BRAVES」の指導にあたるのが同校OBの柿田智之監督(33)。毎年のように新しい技を考え繰り出す柿田監督と「BRAVES」はチアリーディング界の最先端を行くチームである。また「BRAVES」の強さの理由は、難易度の高い技への挑戦だけでなく、チームの16人がひとつになって本番でノーミスの演技をやってのけることにある。

柿田監督は、個人の目標を明確に持たせ、その目標を選手全員に共有させる。チームワークの強化も勝負の大きなポイントだと考えているのです。そんな最先端の技とチームワークを武器に、11月に開催された「第7回チアリーディング世界選手権大会」(タイ)男女混成部門の日本代表チームに「BRAVES」から16人中14人が出場し、世界の舞台に挑みました。
日本文理大学 チアリーディング部 「BRAVES」 〒870-0397 大分県大分市一木1727
TEL:097-592-1600 http://www.nbu.ac.jp/~cheer/

取材後記

初めてBRAVESの演技を見た直後、その迫力に圧倒され柿田監督には「凄いですね」としか言えませんでした。まさに「言葉を失う」状態から始まった今回の取材。BRAVESが練習をしている日本文理大学の体育館に行くたびに驚きや発見があり、そこからBRAVESの凄さ、強さの理由を紐解いていき番組にさせてもらいました。

柿田監督は選手たちに「チアリーディングは観ている人を楽しませて元気づける競技。演じている自分たちが楽しまなくてどうする」と言います。タイで行われた世界選手権の取材は、選手たちにとって慣れない海外での大会という緊張感漂う中でしたが、控室から演技直前までカメラを快く受け入れてくれました。まさに監督、選手たちが、私たちの取材も楽しんでくれていたのかなと思います。

ちなみに、この時、私が撮影した「本番の演技を見守る柿田監督」の映像は、高性能の手ブレ補正機能付きカメラにも関わらず、緊張でガクガクと震えています。取材は終始、本当に楽しかったのですが…。この瞬間は、「タイまで来て、撮り逃したら」という気持ちが勝ってしまったのでしょう。見苦しい映像で恥ずかしい限りです。私もBRAVESを見習い、本番に強いディレクターにならなければという思いを新たにしました。そして、皆さんも機会がありましたら、是非、BRAVESの演技をご覧になってください。きっと、元気をもらえると思います。

担当 OBS 大分放送 伊東 武紀

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