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神の島を世界遺産に!

沖ノ島と関連する遺産を世界遺産に!候補地の一つに選ばれてから5年。長年進められてきた活動が今、大詰めを迎えている。
世界遺産の登録を目指しているのは、神の島と呼ばれる沖ノ島。宗像三女神を祀る宗像大社。それに津屋崎古墳群。いずれも古代の日本の姿を映し出す、貴重な遺産だ。

沖ノ島は日本列島と朝鮮半島、中国大陸を結ぶ重要な位置にある海上交通の要衝。かつて人々は航海の途中に立ち寄り、様々な宝物を捧げて、神に安全を願った。沖ノ島には当時の祭祀跡が残っており、国宝に指定された8万点の宝物も見つかった。貴重な宝が残っていた理由は、人々の篤い信仰。島の草や木は一切持ち出してはならない、島で見聞きしたことは口外してはならない。古くからの厳しい掟を人々は長年守り続けていたのだ。
ユネスコへ提出する推薦書作りは、今佳境を迎えている。福岡県と宗像市、福津市の三者が共同で作成していて、国内外の専門家などから幅広く意見を聞くなどして、どのように世界にアピールすればよいのか、日進月歩の作業が続いている。

番組では貴重な遺産群を詳しく紹介するとともに、行政による推薦書作成の動きを取り上げる。

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