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はばたけ!缶の中の伝統食 ~たくあんからTAKUANに~

宮崎市田野町。鰐塚山を望むこの地域では冬になる至るところで、とあるものが登場する。それは「大根やぐら」。高さ6メートル奥行およそ100メートルのやぐらで2週間干すと、たくあんの原料「干し大根」となり旨みを凝縮、また何ともいえない食感を生み出す。

道本食品は創業78年目のたくあんメーカーで、干したくあんにこだわる国内唯一の専業メーカー。業界初の購買層の間口を広げたいと開発されたのが「たくあんの缶詰」。
かさばらず、匂いもせず、持ち運びも便利。その上賞味期限は3年と今までの商品の常識をくつがえし、また海外に持っていく人も多いヒット商品に!日本の伝統食が世界へはばたいている。

漬物業界に再ブームをおこせるか?「たくあんの缶詰」。缶の中には地元を愛し、干し大根にとことんこだわる熱い思いが込められていた。
<取材先データ>
会社:道本食品株式会社
担当者:道本 英之
住所:宮崎市田野町甲1667
電話:0985-86-0006
FAX:0985-86-1122
HP:http://www.hinatazuke.co.jp/

取材後記


番組でも登場した「大根やぐら」。
その姿をみると宮崎県民であれば誰しも「あ~そういう季節か」と思える冬の光景です。

今回取材をさせていただいた「道本食品」の道本社長はとにかく情熱のある方でした。
会社にお邪魔する度必ずおっしゃっていた事は
「干し大根の文化はいずれ廃れ行く文化かもしれない。それをせき止めるのが私たちの任務だと思うんです。農家さんの為にもそして宮崎県の為にも残していきたい。」
心の中には地元を愛し農家さんを思う気持ちがあふれていました。

そんな思いと一緒に噛みしめるたくあんはきっと脇役でない主役級の味がすると思います。
是非、ごはんのお供にそして、海外旅行で日本の味が恋しくなった時に「たくあんの缶詰」いかがですか?
そして、冬には一度「大根やぐら」を見に宮崎へお越しください!
担当:MRT 宮崎放送 下原口 塔子

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