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出荷台数世界一!「モートマン」のスゴ技

皆さんは“ロボット”といえば、どんな形を思い浮かべますか? 福岡県北九州市の電気機器メーカー・安川電機が製造している産業用ロボット「モートマン」は人の腕のような形をしたロボットです。

主な活躍の舞台は、工場。重い荷物を運んだり、複雑な機械を組み立てたり、溶接したりと、大変な作業を人に変わって難なくこなします。 モートマンは、1977年に日本初の全電気式産業用ロボットとして誕生しました。累積出荷台数は30万台以上で、産業用ロボットとしては世界トップのシェアを誇っています。 モートマンの凄さの一つが、正確な動きを何度でも続けられること。 最近では、モートマンが日本刀を持ち、えんどう豆を一刀両断する“居合切り動画”がインターネット上で話題になりました。

安川電機は、「きつい、汚い、危険」いわゆる“3K職場”を追放したいという思いから、様々な現場に対応できるようロボットの改良を重ねてきました。 これまでは、主に工場内で活躍していましたが、最近では“医療”や“介護”分野など、より人間の生活の近いところにまで活躍の舞台を広げています。 人間を越える力も持つモートマンのスゴ技の数々と、意外な活躍の現場に密着します。


※戦後70年特別番組の為、放送時間が各局で変わります。
詳しくはこちら 戦後70年特別番組による
「世界一の九州が始まる」放送時間の変更
【OBS】8月9日(日)13:15~
【RKB】8月9日(日)14:15~
【NBC・RKK・MRT・MBC】8月9日(日)16:45~
【RBC】8月14日(金)25:10 ~

<取材先データ>
番組を見てのお問い合わせは
安川電機 広報・IR部 林田歩さん
住所:福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2-1
電話:03-5402-4564

「安川電機みらい館」
見学時間:平日9時~17時(予約制)
小学5年生以上で10~60名まで
電話:093-645-7705

取材後記


今回の取材で、まず目を奪われたのは、モートマンの動きです。
くねくねと腕を折りたたみながら、工場の動くロボットたち。
私が代わりにやったら10分くらいでへこたれそうですが、モートマンは休憩もせずせっせと働いていました。

人間を超えるモートマンの技の数々を見せてもらいましたが、一方で、人間が当たり前に行っていることをロボットにさせるには、大変な苦労があることもわかりました。

柔らかいものをつかむ、液体をこぼさずに運ぶ、ばらばらになった部品を上から掴むことなど。約50年のロボット開発の歴史がある安川電機でも、それらができるようになったのはつい最近のことです。 ロボットはどんどん人間の生活の近いところへやってきています。
「一家に一台ロボット」という時代ももうすぐそこまで来ているのかもしれません。
担当:RKB毎日放送 神田 拓

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