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ドキドキ!イマドキ遊具

大分市の遊具メーカー後藤体器。創業は1947年、当時機械工だった後藤建壽会長(89歳)が、地元の小学校からの依頼で体育器具の製作をはじめ、次々とアイデア商品を開発してきた。そのチャレンジ精神は息子の後藤芳正社長(63歳)にも受け継がれた。

その集大成とも言える商品が「ペップランド」だ。ペップは英語で「元気」という意味。「ペップランド」の最大の特徴は「機能性」。おもちゃのブロックのように簡単・自在に組み合わせ可能で、グッドデザイン賞も受賞した。

少子化の影響で国内の大型遊具の設置は伸び悩んでいる。業界を取り巻く厳しい状況の中、次に乗り出したのが、ペップランドの対象年齢よりもさらに小さな1~3歳の幼児を対象にした遊具の開発。こだわったのは「安全性」だ。試作を繰り返し、ついに新商品「ジョイントパーク・パオ」が誕生。今年の4月には特許も取得した。現在、世界の市場も視野に入れ、数か国で特許を出願中だ。子どもの運動能力の低下が社会問題となっている今、学校や公園の遊具が果たす役割は大きい。また、消費者の安全意識の高まりを背景に、安心安全な遊び場はこれまで以上に求められている。

校庭や公園で“元気”に遊ぶ子どもたちの笑顔を励みに、後藤体器の進化は続く。

<取材先データ>
後藤体器株式会社
担当者:後藤 芳正 社長
住所:大分県大分市角子南1丁目2番18号
電話番号:097-521-5100
FAX:097-521-5105
HP:http://www.pepland.co.jp

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