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“宮崎”を売り込め!漁業に挑むIT社長

日向灘を臨む宮崎県門川町。この小さな港町に昨年新しい会社が誕生した。
株式会社デナーダ、代表を務めるのは佐々木大樹(ささき・だいき)さん(40)。

このデナーダが運営するのが「CHOKSEN(チョクセン)」。簡単に言うと、宮崎で獲れた魚を首都圏や海外へ直送するサービスだ。しかし、CHOKSENはただ魚を送るだけではない。 漁師が水揚げしてセリにかけられる前の魚をインターネットに載せ、その魚を見た日本中の料理人たちに代わって、魚の入札を代行することが出来る。

元々漁師の家系に生まれた佐々木さんは貧しさの中で育った。そのため、幼いながらも漁師だけにはなりたくないと思い、18歳で宮崎を離れ東京のIT企業で働くようになる。 そんな佐々木さんが宮崎に戻り、漁師のための仕事を始めるきっかけは、故郷に帰った時に食べた魚の味。宮崎の美味しい魚を東京の人たちにも食べてもらいたい。 そして、宮崎の魚が売れることで漁師の収入を上げたいと、この「CHOKSEN」を始めた。 デナーダの営業マンではなく、“宮崎”の営業マンを自称する佐々木さん。 宮崎を全国へ!そして世界へ!奮闘する佐々木さんの挑戦を描く!
■取材先
会社名:株式会社デナーダ
担当者:佐々木大樹(ささき・だいき)
住所:宮崎県東臼杵郡門川町尾末1559-1センタービル1F
電話:0982-66-7043
HP:http://denada.co.jp/

取材後記

「この人は宮崎の漁業を変える人だと思う」
これは、今回の主人公 佐々木大樹(ささき・だいき)さんについてリサーチしているときに、関係者から聞いた言葉です。この一言を聞いて、私は「絶対番組で紹介しよう!」と思いました。
 
佐々木さんが運営する「CHOKSEN」というサービスは、これまでの漁業のシステムを大きく変えようとするものです。それによって困る人も多く出てくると思います。しかし、佐々木さんの「CHOKSEN」は、漁師にとってはとても必要なものだと思います。なぜなら、漁師が苦労して取ってきた魚を、これまで以上に高く売ってくれるからです。
 
元々漁師という仕事を嫌っていた佐々木さんが漁師のために立ち上がり、
そして今では、宮崎のために世界を相手に飛び出そうとしています。
これから先、何年後になるかは分かりませんが、
佐々木さんは“宮崎の漁業”を、そして“宮崎”を変えると、私は信じています。

担当:MRT宮崎放送 濵田紘仁

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