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竹箸の反撃~食卓にもう一度~

古くから日本で作られていた竹製の箸=「竹箸」。昔はいたるところ生産されていたが、輸入材やプラスチック製などにおされ、「竹箸」を生産する工場は姿を消しつつある。そんななか熊本県にある「ヤマチク」は50年以上国産竹箸を作り続けている。日本有数の生産量を誇る。

ヤマチク3代目の山﨑彰悟 専務29歳は竹に携わる産業すべてのビジネスモデルを考え直さないと業界が絶えると危惧する。
実際に竹の切り出し現場に足を運ぶとそこは大変な重労働の現場だった。
そこで山﨑さんはある行動に移す。竹箸は逆風ばかりではない。

竹が循環性の資源であることから環境に負荷をかけない素材として注目され始めている。全国で展開する飲食店も竹箸に目をつけたのだ。 そして「ヤマチク」は「もう一度、食卓に竹箸を」と初めてとなる自社ブランドを試みる。商品からパッケージまで自分たちで手掛けながらヤマチクの名前で初めて九州の展示会への出品を目指す。
果たして、出品できたのか。買い付けをするバイヤーたちの目に「竹箸」はどう映るのか?竹箸の反撃なるか!?

■取材先
会社名:株式会社 ヤマチク
担当者:山﨑彰悟 専務取締役
住所:熊本県玉名郡南関町久重330
電話:0968-53-3004
HP:http://www.hashi.co.jp その他:ヤマチクの本社工場は平日9:00~17:00まで対応可能
インターネットで商品の購入は可能。番組で紹介した新ブランドは準備でき次第
インターネットでの販売可能に。

取材後記

この取材をするまで箸の使い易さや素材のことなど考えたこともありませんでした。
ところが今では私自身も竹箸を使うようになり、外食しては箸の素材をチェックするほど「箸」マニア!?になりつつあります。
今回の取材の中である人が言いました。『箸が滑らないのは当たり前』だと。
竹箸は滑り止めがなくても本当に滑りにくく扱いやすいです。
取材をしながら、「へ~」「そうなのか!」の連続で、これを何とか視聴者に届けたいと形になったのが今回の作品。
日本伝統の竹箸が再び「箸」のスタンダードになる日は近づいているなぁと私も感じました。
担当:RKK熊本放送 徳本光太朗

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