PageTopButton

3月は善光寺御開帳スペシャル!御開帳とは1

数え年で7年に一度(丑年と未年)行われる、信州・善光寺の御開帳。
本来は2021年=令和3年に行われるはずでしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一年延期。
今年の4月3日(土)から始まります。さらに、密を避けるために通常より一ヶ月期間を長くして6月29日(水)まで行われます。

御開帳とは何なのか?
御開帳とは何なのか、どんなことが行なわれるのか、善光寺庶務副部長で長養院住職の小林玄超さんにお話を伺ってきました。
「善光寺のご本尊は『絶対秘仏』。見ることのできない仏様です。その秘仏は開けないけど、分身となる『前立本尊(まえだちほんぞん)』を数えの7年に一度本堂にお迎えして、皆様に会っていただきます。御開帳とは、普段会えない仏様に会える日と思っていただければよいかと思います」とのこと。前立本尊様は御開帳時以外は宝庫に収められているので、善光寺に出仕してる僧侶のみなさまでも御開帳期間しか会えないのだそうです。

御開帳の時にしかできないこと
1)まずは、前述通り『前立本尊』様をお参りする。
2)本堂前に『回向柱(えこうばしら)』という高さ10m×一辺45cmの大きな木の柱=塔婆が立ちます。
この柱は本堂内の前立本尊様と善の綱で結ばれているので、この柱に触れることで仏様と直接縁を結ぶことができます。
なお、感染症対策として、光触媒コーティングがされてます。
3)御印文頂戴が行なわれる。御印文とは仏様のハンコ。
錦に包まれた木製のものですが、これを額にぽんと当てていただくことで仏様とご縁を結ぶのです。
そうすると自分が死んで閻魔大王の前に立った時、この印がぴかーっと光るんだそうです。
「ああ、この人は仏様とご結縁してるので、はい、極楽行き」と、判断されるんですって。
事前登録による簡易審査になるわけですね。ちなみに、お正月期間中も授けてもらえます。
この「御印文頂戴」は、江戸時代から「お血脈」という落語で親しまれています。
内容は…あんまり地獄に来る人がいないので『どうしたことか?』と閻魔大王が調べると、善光寺で御印文をいただいた人たちがみんな極楽に行ってしまっている。
『これは地獄がヒマでいかん。あのハンコを盗んでこさせよう』と、地獄滞在中の天下の大泥棒・石川五右衛門に指令を出します。五右衛門、しゃしゃっと盗みを片付け、『御印文、頂戴~っ!』と見栄を切り自分に押してしまいます。すると、しゅーっと極楽に飛んでいってしまった…というもの。
エピソード盛りだくさんの善光寺、じっくりゆっくり楽しみましょう。
密を避けるためチラシやホームページに混雑予想カレンダーが掲載されています。4月の平日と6月が狙い目みたいですよ。
さらにホームページからリアルタイムの映像で混雑状況が見られます。体調管理+マスク+手指の消毒は各自でしっかり行って、仏様にお会いしましょう。
□ 善光寺 → https://www.zenkoji.jp/ □ 善光寺御開帳 → https://www.gokaicho.com/ □ ながの観光Net → https://nagano-cvb.or.jp/ □ 長野県公式観光サイト → https://www.go-nagano.net/ □ 信州まつもと空港地元利用→ https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「あなたのスマホを、防災ラジオに。」