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塗る「炭」が住まいの常識を塗り替える

長崎県大村市の「アーテック株式会社」代表取締役・林田雅博さん(59)は、古くからの自然素材「炭」を、現代の住まいと健康を守る新たな価値へと変えることに挑んでいる。


現代の住宅では、建材によるシックハウス症候群や生活臭が悩みの種だ。さらに木造建築の大敵・シロアリを防ぐには、人体に有害な殺虫剤などの化学物質に頼らざるを得ない現状があった。


この課題解決のため林田さんが着目したのが「炭」の力だ。炭をミクロン単位で粉砕し、特殊樹脂でコーティングして「塗料」にする画期的な発想で、独自の特許技術を生み出した。


こうして誕生した室内用木炭塗料「ヘルスプロテクト」は、壁や天井に塗るだけで有害物質や嫌なニオイを強力に吸着・分解。床下用「アンダープロテクト」は化学物質ゼロでシロアリを防ぐ。一般住宅からペット施設まで、人にも動物にも優しい「深呼吸したくなる空間」を実現した。


古来の素材を、見えない空気を変える革新的な技術へ。海外でも特許を取得し世界へと広がる中、人と大切な家を守り抜く林田さんの情熱と画期的な取り組みを追った。

<取材先データ> 

アーテック株式会社
代表者:代表取締役 林田雅博さん
住所:長崎県大村市大川田町435-3
電話:0957-47-9110
E-MAIL:info@artech-c.co.jp

取材後記

「炭」といえば、火を起こすもの。今回取材するまで、炭にこれほどまでの力と可能性があるとは思いもしませんでした。 

 
取材を通して印象に残ったのは、林田社長の「徹底的にデータを取る」という強いこだわりです。においや空気といった“目に見えないもの”だからこそ、その効果を数値として証明し続ける。そこには、「自然素材で健康を守りたい」とこの製品を生み出した先代の教えがしっかりと息づいていました。 


「一度塗ると効果が長続きしすぎて、次の注文が来ない。商売あがったりですよ」と笑って話す社長の姿からは、製品への絶対的な自信が伺えました。実際、取材を進めるうちに、私やカメラマンも「自分の家にも塗りたい…」と考えるようになりました。

 

今後の目標は「炭に二酸化炭素を吸着させて地球環境を改善すること」。炭の力で地球規模の課題に挑む林田社長とアーテックが、これからどんな成果をあげるのか。これからもその挑戦を見届けていきたいと思います。  

(NBC長崎放送 / 住吉光)

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