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空飛ぶ海猿成長記

海難事故はもちろん、陸上での自然災害が起きた際にも、ヘリコプターで人命救助にあたる海上保安庁の「機動救難士」。彼らは“海猿”とも呼ばれている。その数は、全国に約1万3000人いる海上保安官のうちのわずか81人で、救助のエキスパートだ。
鹿児島・熊本・宮崎の海を管轄する鹿児島航空基地所属の岩城俊祐さん(26)。今年4月に配属された新人の機動救難士だ。鹿児島市出身で、子どもの頃から海上保安官になることが夢だった岩城さんは、得意の水泳を生かそうと機動救難士を志した。しかし、岩城さんは海難事故などが発生しても現場に行くことが許されていない。潜水やヘリコプターを使った吊り上げなど、高度な技術が求められる機動救難士。岩城さんは、一人前の証であるオレンジ色の機動救難服に袖を通すために日々の訓練に励んでいる。先輩からは「お前みたいな機動救難士に人を助けてほしくない」と言われてしまうほど、技術・体力・気力が未熟な岩城さん。それでも、大好きなふるさとの海の安全を守るため、過酷な訓練に耐えながら成長する姿を追う。
(制作:MBC南日本放送 / ディレクター:岩崎 全智)

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