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僕は今ここにいる ~いまどき高校生の思い~

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鹿児島県の大隅半島の中央にある鹿屋市。この町で2007年から毎年上演されているミュージカルがある。高校生ミュージカル「ヒメとヒコ」。
物語は古墳時代の大隅と奄美の交易をモチーフに、人と人、地域と地域の絆の大切さを描いたオリジナルストーリー。舞台で活躍するのは地元の高校生たち。劇団に所属しているのではなく公募で集まったいわば素人だ。
鹿屋市内の高校に通う松永大吾さん(17)は今回初めての参加で主役を務めることに。中学そして高校と自分が本当に打ち込みたいものが見つからず、なにもかも中途半端だったという松永さん。ミュージカルと出会い自分の居場所を見つけられた気がしていた。しかし演技は難しく一筋縄ではいかない。台詞が覚えられない。役柄の気持ちを表現した演技が出来ないなど様々な困難にぶつかる。高校生ミュージカルといえども公演は有料。観客にお金を払って見てもらう厳しさを味わいながら稽古に励む日々が続く。
公演1か月前、松永さんは稽古で演出家から厳しい指導を受けていた。何度も同じ注意を受け押しつぶれそうになる彼を支えたものとは?なぜそうしてまでミュージカルの舞台に立つのか?
地方に暮らす等身大の高校生の姿を追いかける。

(制作:MBC南日本放送 / ディレクター:石井 健人)

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