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園長先生のおくりもの

宮崎市にある乳児保育園『コスモナーサリー』。0歳から3歳まで、約20名の子供たちが通うこの保育園で園長を務めるのが、堂領哲彦(どうりょう あきひこ)さん、42歳だ。何事にも一生懸命な堂領園長が描いているのが、園児たちの似顔絵。鉛筆で描かれた素朴であたたかみのあるその似顔絵が、とてもそっくりだと評判になっている。描き始めたのは、約2年前。素人ながらなんとなく描いてみた一枚の絵が非常に似ていたことから子供たちが大喜び。その後、卒園や進級、入園に合わせて、全ての子供たちの似顔絵を描くことになった。一枚にかける時間は、約6時間。ほぼ毎晩、写真を見ながら、自宅で子供たちの似顔絵を描き続けている。時には締め切りに追われるように・・。
描いた似顔絵は必ず子供たちにプレゼントしている。我が子の似顔絵を受け取ったお父さん、お母さんはとても喜び、自宅の玄関やリビングに飾り、家族の会話や笑顔が増えるきっかけになっているという。またお母さんたちが参加した似顔絵教室では、我が子と向き合い、子育ての悩みを打ち明け、涙するお母さんの姿も。愛情深く子供たちと触れ合う園長先生。似顔絵と子供たちの笑顔にあふれた、卒園式までの半年間を追った。
(製作: MRT宮崎放送 / 青木 裕介)

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