田畑竜介Grooooow Up

月~木曜 6:30
新幹線でキャリーバッグ“取り違え”持ち主を大捜索!その結果は…?

新幹線でキャリーバッグ“取り違え”持ち主を大捜索!その結果は…?

旅先でキャリーバッグを開けると、身に覚えのない荷物が入っていた――。新幹線の荷物棚から他の乗客のバッグを誤って持ち出してしまい、持ち主探しに奔走した、というエピソードをラジオ番組で披露したのは、RKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』のコメンテーター、神戸金史・RKB解説委員。いつもは舌鋒鋭く社会問題を斬る彼が、頭を搔きながら懺悔交じりに顛末を語った。

 

先週末、群馬への帰省のついでに、ある作家さんの講演を取材しようと、博多から新幹線に乗って、新大阪で降りたんです。一人でも着替えなどがあるので、黒い布地のキャリーバッグ(把手を引っ張り出して、コロコロ転がすやつですね)を持ってきていました。

 

会場に着いて受け付けし、キャリーバッグから録音機材を出そうとしたら、機材の代わりに、野球のグローブが入っていて。

 

「あれ!? これはどういうこと?」しばらく分からず、会場の外に出て、ベンチの上で改めてバッグを開けたら、野球のスパイクや手袋、たくさんのアンダーウエアなども入っていました。

 

「間違えた!? 同じなのに」妻から借りたキャリーバッグだったので、使い慣れたものではなかったんです。…というか、このバッグの持ち主は野球の試合に行くところなんじゃないか? グローブに名前が書いてあったのだけど、身元の分かるものはない…。ここから大捜索が始まりました。

推理を働かせスマホを駆使して捜索開始!

(1)グローブに書かれた名前は珍しい苗字だったので、スマホで調べました。すると、関西の大学野球の4番バッターの名前が出てきて! かなり有名な選手。「あわわわわ!」野球部のメールアドレスに、「●●選手のバッグを持ってきてしまったかもしれません!」とメールを送りました。

(2)一方、降りた新幹線は東京方面に走行中。JR東海の東京駅の忘れ物受け付けに電話をして「3号車のこの辺りに、●●という名前の方はいませんか? 車掌さんに伝えて調べてもらえますか?」と連絡しました。

 

(3)「機材もないし、もう取材にはならない。東京方面に向かうしかない」と決めて、とりあえず新大阪駅に戻ろうとしましたが「その前にもう一度中身をしっかり見よう」と途中のベンチで、もう一度バッグの中身を広げると、ウインドブレーカーに、九州の某県の名前がありました。つまり、関西の大学野球部ではなかったんです!

(4)JR東海から「名古屋駅でその方が届け出た」と電話が入りました。しかし、駅員さんは「警察に届けたら」と言って、それで対応が終わってしまったそうです。その方が実際に警察に行ったかどうかは分かりませんが、とりあえず、愛知県警に電話をしました。

 

(5)そこに最初にメールを送った関西の大学野球部のマネジャーさんから、返信が。すみませんでした!

ユニホームのデザイン文字を手がかりに病院に電話

(6)ユニホームの胸のところに、漢字らしいデザインされた二文字がありました。でも、よくわからない。「多分、こんな漢字だろう」と、その県で検索しても出てきません。胸の真ん中にもかわいらしい小さな模様があり「々」という字が読み取れました。

 

(7)スマホで検索すると、病院名が3つ出てきました。ひとつ目の病院に電話して「野球部はないですか」と尋ねると、受話器の向こうからはけげんな声で「ありませんが…」。残りの2つにも電話して最後の病院も「ない」という回答でしたが「一応連絡先を教えて」と言われたので、伝えておきました。

 

(8)愛知県警中村警察署から「駅の交番に届け出がありました」と電話が入りました。どうやら僕の荷物は届けられているようです。だけど、このバッグを届けなければ! もしこの後すぐに野球の試合があったら…。

 

(9)知らない番号から電話がかかってきました。「野球部の△△と申します。うちの選手の荷物をお持ちだとか」「えええ? そうです、そうです!」病院から連絡があって電話をした、と言うのです。私が問い合わせした病院自体に野球部はないけれど、スポンサーになっていました。病院の事務員さんが調べて連絡を取ってくれたそうです。話を聞くと、神奈川県であす試合があって、きょうは開会式。用事で遅れて一人で向かっている選手がいるが、その本人とは連絡が取れないとのこと。

「おろしたてで気づかなかった」慣れないものは要注意

(10)名古屋に行って自分の荷物を受け取り、2つのキャリーバッグを持って神奈川に行くことにしました。すると、新大阪に向かう電車の中で、持ち主本人から電話が。「いま、名古屋にいます。交番で待ち合せましょう。私も、すっかり自分のものだと思って(バッグを)引っ張っていました。飲み物を入れようと思って開いたら、中身が違うことに気づいたんです」という内容でした。

 

(11)交番で会って、無事にバッグを交換できました。ご迷惑をかけてしまったのだけど、持ち主の方も「きょう、おろしたばかりのバッグで、自分もまったく気づかなかった」と。いい人で、思わず交番の前で、バッグを並べて記念写真を撮りました(笑)

JR東海の忘れ物担当の方、愛知県警中村警察署、病院の事務の方、そして大学のマネジャー。みなさんお世話になりました。持ち慣れないものを持った時は要注意です。

日曜劇場『アトムの童』

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