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うおっ!お魚博士の魚図鑑

魚の町、宮崎県門川町。目の前に広がる門川湾は、北から瀬戸内海からの海流、南から黒潮が流れてくるため、様々な魚が集まる漁場となっている。

その豊富な魚類を研究しているのが、宮崎大学延岡フィールド・村瀬敦宣准教授(40)。東京出身の村瀬先生は、子どもの頃から魚釣りが好きで、そのまま魚類の研究者の道へ。海洋生物地理学を専門に、南米コスタリカで青年海外協力隊として派遣されたあと、宮崎にフィールド移した。

村瀬先生は、学生達と海に繰り出し魚を捕獲、さらに漁港にも頻繁に通い新種の魚が捕獲されていないか 地道な研究を続けてきた。

そして2019年、村瀬先生が一匹一匹集めた「宮崎県の魚のまち」という魚図鑑(515種を掲載)を門川町と出版。図鑑は小学校の授業でも使われ 日本全国の魚好きからの注文も来たという。

好評につき、この夏「ひむかの海の魚たち」という深海魚までたっぷり加えた新しい魚図鑑を出版する事になった!掲載した魚種は815種。その数は、東京湾で確認された魚700種、北海道全域で確認された800種をしのぐ815種という数で、宮崎の海の豊かさを表しているのだという。

「夢は宮崎の魚を集めた水族館」と語る村瀬先生。少年のように魚と向き合う村瀬先生の取り組みを描く。

取材先:宮崎大学能楽部准教授 村瀬敦宜(むらせ あつのぶ)
住所:宮崎大学農学部付属フィールド科学教育研究センター延岡フィールド
〒889-0517 宮崎県延岡市赤水町376-6

 

取材後期

魚博士 村瀬先生との出会いは2年前。1冊目の魚図鑑を発刊したばかりの夏でした。
少年の様なキラキラした目で、先生は出来たばかりの図鑑の魅力を話してくれました。

延岡フィールドで魚の捕獲にも同行。先生の研究室の生徒さんも魚好きばかりで、潮だまりの中にいる色んな魚種を解説してもらったのですが、普段は見過ごしてしまいそうな、ちょっとした岩場にも本当に多くの魚たちが生活しているのにビックリしました。

今回の撮影で、魚の多様性の部分にも少し目を向けたのですが、尺の関係でカットした先生の話があります。簡単に説明すると 海の生態系は互いの存在がバランスを取っている存在であり、一番強いサメの様な“トッププレデター”と呼ばれる捕食者がいるからこそ、多種多様な生物が存在するのだそうです。それは潮だまりの中で一番強いヒトデを排除すると そのバランスが崩れ逆に生物の種類が減ってしまうという事でした。私たち人間社会もそうで 色んな人がいて成り立っているのだととても感心した話でした。

魚図鑑の写真は一枚一枚手をかけて撮影されたものです。その細かさを是非図鑑を手に取ってご覧いただければと思います。

(MRT宮崎放送 / 温谷禎康)

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