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ボトルに詰めた夢の花!

手入れ不要で長持ちする、夢の花。
その名も「ボトルフラワー」。
ボトルフラワーとは、新鮮な生花を美しい状態のまま乾燥させ、ガラス製の ボトルにアレンジした商品。水や肥料などの世話の手間がかからず、美しい まま長持ちする。

熊本県宇城市三角町の戸馳島。人口1400人・500世帯ほどの小さな島だが、 そのうち約1割の50世帯ほどがカスミソウ、洋蘭などの花栽培で生計を立てる。作家の故・立松和平氏はこの島を「夢の花咲く島」と称した。

島で初めて洋蘭の栽培を始めたのが「宮川洋蘭」の二代目・宮川政友(64)。
戸馳島の洋蘭栽培のパイオニアで、一年を通じて約300品種の洋蘭を栽培している。現在は三代目の将人(37)が始めたインターネット販売で全国各地へ美しい蘭を届けており、年間5万件以上の注文を受ける。 その将人が近年力を入れているのがボトルフラワー事業。洋蘭の品種ごとに 異なる乾燥方法や密閉容器の開発など課題は山積みであったが、2012年には 「森のグラスブーケ」として販売にこぎつけ、人気を集めている。 将人は現在、ボトルフラワーの世界展開を計画中。
今回選んだ場所はシンガポール。
「シンガポールの人々に愛されるボトルフラワーとは?」世界に挑戦する宮川洋蘭に密着した。
<取材先データ>
会社名:宮川洋蘭
担当者:宮川将人
住所:〒869-3203
熊本県宇城市三角町戸馳397  電話番号:0964-53-0752
HP:【宮川洋蘭】http://www.livingorchid.com/ その他:ボトルフラワーのお買い求めは、ホームページの【ボトルフラワー 森のグラスブーケ】の部分から。
生花のインターネット販売も行っています。

取材後記

手入れ不要で長持ちする、まるで「夢の花」・ボトルフラワー。
宮川洋蘭の皆さんが愛情込めて育てた洋蘭を、美しい状態のまま長く楽しむことを可能にしてくれました。

今回の取材で一番印象的だったのは、やはり、宮川洋蘭がシンガポールで「世界への第一歩」を踏み出す瞬間に立ち会えたこと。実はあの時、問屋での取材は飛び込みだったのですが、最初は「取材はNGだ」と社長に断られていたのです。粘り強く交渉した結果、何とか取材をすることができましたが、まさかその問屋と事業を開始することになるとは…まさにドラマのような展開にびっくり!ふらっと立ち寄った先でビジネスが始まるという貴重な場面に遭遇することができました。 この偶然の奇跡にも象徴されるように、今回取材した宮川さんはバイタリティ溢れる「持っている」方。いつ何時でも笑顔を絶やさず洋蘭とボトルフラワーへの熱い思いを語る宮川さんは、取材をする我々まで元気にしてしまうパワーをお持ちです。

その熱い思いと人柄が周囲の人を動かし、出会いを生むのだと強く感じました。世界への第一歩を踏み出した宮川洋蘭の挑戦を楽しみにしつつ、今後も追いかけ続けていければと思っています。

担当:RKK熊本放送 吉村 由紀子

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