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“喜び”つくる水車大工

国内で数少ない水車大工が福岡県久留米市にいます。野瀬秀拓(のせひでひろ)さん、67歳です。野瀬さんのつくる水車は単なる懐かしさいっぱいのランドマークではありません。いろいろな地域で役立つ仕事をしています。
福岡県広川町では、そば小屋の横でそば粉を挽き、佐賀県武雄市で地域の人たちのために米を突いています。これまで全国で作ってきた水車は200基を超えます。そんな野瀬さんが熊本県菊池市で新たな水車づくりに取り組みました。これまで水路から水をくみ上げて地域の田畑を潤してきた水車が老朽化したため、つくり直して市民に親しまれるものにしようという企画です。昨年の11月のプラン作りから5か月、桜咲く今年の3月に野瀬さんの水車は完成。その水車を一目見ようと、30人を超える子供と大人が集まってきました。水車がくみ上げた水が新たにつくられた小さなプールに注がれます。そこにみんなで金魚を放流。中には、プールに入って遊ぶ子供たちも。
野瀬さんがつくった水車が地域の憩いの場をもたらしました。
(製作:RKB毎日放送 / 原田 容良)

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