PageTopButton

絶妙!早技!驚きの手作業 主婦が支える"貼箱"の世界

捨てるのが勿体ないような紙の箱が、どこの家にも仕舞ってあるのではないだろうか。宝飾品や洋菓子を入れる美しい貼箱(はりはこ)。中でもチョコレートの箱を作って国内トップシェアの会社が長崎にある。

『旭屋』は創業60年になる。べっ甲細工を入れる箱から始まり、今や有名ジュエリーブランドや洋菓子の箱も手掛ける。『貼箱』は紙の箱。厚手の紙に様々な色やデザインの紙を貼り、包み込んだ紙製のパッケージのことだ。この屋台骨を支えているのが、創業時から引き継がれている技術と、女性パート従業員や内職さんだ。
本社工場には約120人が勤務。その内なんと9割が女性なのだ。大型機械を自在に動かすのはパート従業員。装飾的な部分は今も手仕事だ。これが内職さんたちの分担だ。そのどちらもコンマ数ミリ単位の手作業なのだ。そのセンスの良さと高い技術は、他社も舌を巻くほど。これが旭屋を『貼箱』で国内トップに押し上げた要因だ。

今年の5月にはようやく海外支社も中国(上海)に設立した。世界進出の足がかりが出来た。ますます、パートと内職さんの力量が試される時が来たのだ。
高い技術を持つ女性のパワーと様々な『貼箱』の魅力を紹介する。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう