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未来へ跳べ~夢追う体操先生~

鹿児島県鹿屋市、鹿屋体育大学の名誉教授・北川淳一さん(67)。大車輪や宙返りなどを今も軽やかに披露する体操選手だ。退官した現在も、トランポリン競技の大会に出場。体操競技での大会出場も目指すなどストイックに練習を続けている。

9歳で体操を始め、国内外の数多くの大会で優勝するなど活躍。日本がボイコットしたモスクワオリンピックの代表選手にも選ばれていた。幻のオリンピアンとなり、つらい時期もあったが、前向きに捉え乗り越えてきた。
北川さんには、長年の夢があった。それは、退官後に体育館を作ること。家族の協力で『アイランドスポーツクラブキタガワ』が完成、夢が叶った。クライミングウォールやボールプールなど、なんと施設のほとんどが手作りだ。

体操教室も開いているが、競技の指導が目的ではない。跳んで回って楽しく遊ぶ感覚で、子どもたちの運動をする上での基盤を作る。そして、正確に蹴ることができるサッカー向きの子、何をしてもくたびれない長距離走向きの子など、スポーツのタレント発掘を行っていく。
「子どものうちに得意分野を見つけて、楽しみながら運動を好きになってほしい」と話す北川さん。体操への情熱と夢に溢れる北川さんの日々を追う。

(製作:MBC南日本放送 / 秋葉 菫)

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