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菜の花の課外授業

昨年春、大分県豊後高田市に移住してきた大脇政人さん(28)。自治体から委託を受けて地方創生事業に取り組むベンチャー企業「ファウンディングベース」に勤務します。

現在、大脇さんは、過疎化が進む地域の農産物直売所「夢むすび」の経営安定化に取り組んでいます。大脇さんが感じた直売所の改善点は、生産者の労力に見合う収益を生む仕組み作りが不足しているのではないかということでした。そこで大脇さんは地元の農家と積極的にコミュニケーションを取り、利益を上げるための新たな商品開発を進めて地域の中核施設を活性化させようと奮闘しています。

「まちづくりに関わりたいと考えるようになった原点は、高校時代に町外から来た人と一緒にまちおこしに取り組んだ経験だった」という大脇さんは、地域おこしに取り組む同志と地元高校生とのコラボイベントを行います。高校生たちは出品するスイーツのメニューの考案から原価計算、調理、宣伝など工夫しながら販売の楽しさを学びます。

自身の経験と重ねて、地域を盛り上げるために必要なことや地元の魅力を高校生たちに感じてもらいたい。移住者の視点で地域の魅力を伝えようとする大脇さんの姿を追います。

(製作:OBS大分放送/吉田 諭司)

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