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湯のまち 浪漫飛行

クラシックなスーツに革製のトランク。湯のまち別府を個性的な格好で歩く円城寺健悠さん(21)は、大正ロマンが好きな大学生です。円城寺さんは別府大学文学部史学?文化財学科で、過去の重要な記録を保存し後世に伝えるアーカイブを勉強しています。

円城寺さんがアーカイブを志すようになったのは小学校3年生の時、祖父から戦争体験を聞き「歴史は語り継ぐ人がいないと世の中から消えてしまう」と感じたことがきっかけでした。
円城寺さんは現在、別府の昔の写真や文献などを集めて解読し、データにして保存。集めた史料をもとに写真展を開催したり、別府のまちの今と昔を比べた「時間旅行マガジン」という冊子を発行したりしています。

夢は行政主導ではなく地元住民の手で歴史資料館を作ること。そのために自ら写真展やまちあるきを開催して、地元の人たちが歴史に興味をもってくれるような環境づくりを目指しています。
日々、史料収集に励んでいる円城寺さん。まちを歩けば別府と歴史を愛する人たちが自然と集まってきます。

番組では円城寺さんを通して、観光都市として発展した別府の歴史のおもしろさや次世代への繋いでいく大切さを探ります。

(製作:OBS大分放送 / 矢部 泰史)

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