僕はクレイジータイガー

長崎市野母崎に突如現れた天才画家「クレイジータイガー」。
独特の色彩感覚と表現力に魅了され、子どもから大人までファンが急増中！その正体は９歳の少年・田中虎明くんです。

虎くんのキャンバスは主にＴシャツ。布用絵の具を使い、キラキラ、色とりどりに大好きな生き物を描きます。昆虫や鳥類、は虫類など、モチーフの多くは実際にいる生き物ですが、虎くんの手にかかるとまるで夢の国の生き物のようにカラフルな姿に生まれ変わります。

創作活動の始まりは去年の父の日。お父さんへのプレゼントにとＴシャツにゴリラのイラストを描き、その写真をお父さんがＳＮＳに載せたことがきっかけでした。

虎くん、実は発達障害のひとつ、ＡＤＨＤ「注意欠如・多動症」との診断を受けています。
学校生活では苦手なことが多い中、幼いころから好きだった絵の才能を伸ばしてあげたいという両親の思いから、近所の絵画教室に通っています。

今では、ＳＮＳを通じて次々とＴシャツの注文が舞い込み、ゴールデンウィークに初めて開催した個展も大盛況でした。
こんな絵を描くのは一体どんな子？どんな風に描いているの？
Ｔシャツアーティスト「クレイジータイガー」、その正体に迫ります。

（製作：ＮＢＣ長崎放送 / 城代　奈美）